須山19位に「今の実力」 伊藤は5本目で0点 W杯男子板飛び込み五輪新規内定なし

 男子板飛び込み予選を終えて涙を拭く須山晴貴(撮影・堀内翔)
 男子板飛び込み予選6本目 須山晴貴の演技(撮影・堀内翔)
 男子板飛び込み予選を終えて厳しい表情の須山晴貴(撮影・堀内翔)
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 「飛び込み・W杯」(5日、東京アクアティクスセンター)

 東京五輪最終予選を兼ねて行われ、男子3メートル板飛び込み予選での新規内定者はでなかった。須山晴貴(23)=栃木県スポーツ協会=が385・15点で19位。4・25点差で18位以内の準決勝進出を逃し、条件を満たせなかった。大きなミスこそなかったが、全体を通して入水の小さな乱れが続き、あと一歩及ばなかった。

 須山は昨年11月に左膝の半月板の手術をし、約1カ月入院。日常生活にも影響が出るような痛みも抱える中、2月から少しずつジャンプを始め、プールに戻ったのは3月だった。急ピッチで世界レベルまで仕上げてきたが、わずかに届かず、演技後は涙が止まらなかった。

 「19番は19番なので。1つの順位が今の自分の実力」と須山。「マイナスからのスタートだったので、結果は残せなかったけど、自分を誇りに思いたい。ここまでやれたのは自信にもなるし、でも悔しさの方が大きい」と涙ながらに複雑な心境を明かした。

 男子シンクロ高飛び込みで代表入りを確実にしている伊藤洸輝(21)=JSS宝塚=は3本目、5本目の踏み切りで板を踏めずに失敗。5本目は0点となるなど、合計297・30点にとどまり47位だった。「こういう結果になってとても悔しい。可能性はあったので。0点を取るのは初めてで動揺した」と振り返った。

 この種目には、6度目の五輪へ臨む寺内健(40)=ミキハウス=がすでに代表入りを決めている。

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