朝乃山「出るからには優勝」19年初Vの夏場所 昨年は中止 目指すは“2年ぶり連覇”

 稽古終わりで手締めする朝乃山(奥)=日本相撲協会提供
 稽古終わりで手締めする朝乃山(奥)=日本相撲協会提供
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 「大相撲夏場所」(5月9日初日、両国国技館)

 大関朝乃山(27)=高砂=が27日、初日に向け都内の部屋で基礎運動など稽古を再開した。稽古後に電話取材に応じ、「15日間出るからには今の番付は優勝を求められますのでしっかりと結果を残したいですね」と、大関初Vへ意気込んだ。

 緊急事態宣言発出で3日目まで無観客開催。「去年の3月場所を15日間無観客でやってますので、特に変わりはないですけど、そういう状況になるということは再びコロナが広まってきていますので、注意しなくちゃいけないですね」と気を引き締めた。

 昨年3月の無観客場所でしっかりと大関をつかんだ。「今まで人がいて相撲を取るのが当たり前だったんですけど、お客さんがいない時はさみしかったですし、勝っても負けても拍手がなかったですから改めてお客さんが大事だなと思いました。お客さんがいれば自分以外の力が出ると思いますし、でも、自分自身の気持ちだと思うので集中して、目の前に一番で自分の相撲を取れるかの問題ですね」と、自身のやることは変わらない。19年夏場所で初優勝。昨年は中止となり2年ぶり“連覇”が懸かる。

 22日まで合同稽古に参加し、大関正代(29)=時津風=らと番数を重ねた。「いろんな人と稽古ができたので良かったですし、初日まであと2週間なので、しっかり体をつくって15日間闘えるというにしていきたいですね。自分は右四つの形があるのでしっかり初日まで当たって圧力をかけながら右四つを狙う相撲を取っていきたいですね」と話した。

 照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が加わり大関が4人。「4人の大関の中で自分も負けないという気持ちを持って、相撲界を引っ張って盛り上げていけたらいいなと思っています」と意気込んだ。

 相手に研究された上で勝つことが大事となる。自身も以前より、映像で相手を研究し対策することも増えてきた。「自分も徹底的に研究されていますので研究されているからこそなかなか右四つになれないというのが多分あると思うので、自分も、15日間戦う相手は1人1人タイプが違いますので、それをどうやって攻めるのかを決めていかないといけないですね」と頭もフル回転させていく。

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