内村航平 五輪へスキなし15・466点「何も考えず」無心の舞 基準得点クリア

 鉄棒を終えて声援に応える内村航平(撮影・堀内翔)
 鉄棒で力強い演技を見せる内村航平(撮影・堀内翔)
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 「体操・全日本選手権」(18日、高崎アリーナ)

 東京五輪代表選考会を兼ねた男子決勝が行われ、鉄棒に絞って4大会連続の五輪出場を狙う内村航平(32)=ジョイカル=は、H難度のブレトシュナイダーを含めすべての離れ技を成功させ、15・466点をマーク。15・166点をマークした16日の予選に続き、日本協会が作成した暫定の世界ランキング得点の1位得点(14・933点)を0・2点上回り、最高の40ポイント獲得が見込まれるスコアをマークした。

 「かなり体力的にちょっとしんどかったが、演技構成自体がすごく自分の体に染みこんできた。何も考えずにできた感じです」と、胸を張った。それでも「100満点中60点かな。やってる感覚がまだよくない」と、慢心はなし。五輪に向けては「まだ考えていない。自分の演技でいっぱいいっぱいな感じ。その辺については楽に考えてる」と、自然体で話した。

 日本体操男子史上2人目の4大会連続五輪へ、この全日本の予選、決勝、5月のNHK杯、6月全日本種目別の予選、決勝の5演技でハイレベルな演技を揃える必要があったが、まず序盤の2演技を最高の形で滑り出した。

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