再出発の阿炎が幕下優勝「当たり前ではない」「相撲を取れる喜び」実感
「大相撲春場所・13日目」(26日、両国国技館)
昨年7月場所後、3場所出場停止処分を受けた元小結で西幕下56枚目の阿炎(26)=錣山=が時栄(時津風)との全勝対決を制し、7連勝で2度目の幕下優勝を果たした。
「相撲に集中しようと思った。うれしいです。やはり今場所は相撲を取れる喜びというか、そういうのを学ばしてもらった場所」と、いろんな思いをかみしめた。
阿炎は昨年7月場所で接待を伴う飲食店に通うなど、協会の定める新型コロナ感染防止の規定に違反した。引退届は協会預かりで次に問題を起こした場合は即受理される措置となっている。
昨年7月場所時は新婚で、その後、娘も生まれた。部屋で謹慎生活を送り、過ごした反省の日々。「師匠(錣山親方=元関脇寺尾)からも『勝って当然はない』と言われ、全力で取った。当たり前(の優勝)ではない。相撲に全力で向き合う気持ち」と話した。
かつて付け人も務め、多くを教わり、尊敬してやまない横綱鶴竜(陸奥)が引退。「今の自分がコメントするのは違うんじゃないかと思うけど、いろんな人が鶴竜関の背中を追っかける中で、(自分も)自分をもっと誠実に追いかけるような人になりたい」と今後も真摯(しんし)に相撲に向き合って更生を誓った。





