高安、貴景勝を下し1敗キープ 2位と2差 2分半の熱戦制す

 激しい攻防を見せた高安(右)と貴景勝(撮影・佐藤厚)
激しい攻防を見せた高安(左)と貴景勝(撮影・佐藤厚)
貴景勝(奥)を上手投げで破り1敗を守った高安=両国国技館(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲春場所・10日目」(23日、両国国技館)

 かど番の貴景勝(常盤山)と1敗で単独トップに立つ小結高安(田子ノ浦)が対戦。約2分30秒の熱戦を制した。

 土俵中央での激しいつき合いから、互いが右腕を相手の左肩に置く状態で動きが止まり、1分以上の膠着状態。貴景勝が蹴返しに出たところを、高安は上手を引いて豪快に投げた。

 HHKのインタビューで「我慢することだけ考えてとりました。(相手は)どうしても圧力があるので、いつもバタバタして負けているので、きょうはじっくりととろう思っていた。あしたに向けて準備して二桁勝ちたいです。落ち着いて、いい緊張感をもってできていますので、楽しんで頑張りたい」と冷静に話した。

 高安は単独トップの1敗をキープ。2敗勢が敗れたため、2差をつけて初優勝に一歩近づいた。

 11日目は貴景勝は霧馬山(陸奥)と、高安は大関正代(時津風)と対戦する。

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