朝乃山が春場所へ調整「優勝しないと次へ進めない」

若い衆相手に相撲を取る朝乃山(右)=日本相撲協会提供
若い衆相手に相撲を取る朝乃山(右)=日本相撲協会提供
若い衆相手に相撲を取る朝乃山(右)=日本相撲協会提供
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 「大相撲春場所」(14日初日、両国国技館)

 大関朝乃山(27)=高砂=が7日、都内の部屋で幕下力士4人と計25番取って調整した。「まあ特に体調も悪くもないですし、あと1週間しかないので。はい、まあ悪くはないです」と感覚は上々。

 3月1日に誕生日を迎え27歳となった。付け人からはケーキをもらい、酒などプレゼントもあった。

 新たな1年。「先場所、去年よりもっと活躍したいですし、もっと上の番付を目指すには優勝しかないので。優勝しないと次へ進めないです」と、大関初Vを宣言した。

 まだまだ、ここから成長する。「この番付で終わりではないですし、いろんな記事とかテレビの解説を見ているとまだ何か相撲に厳しさがないと言われますし、その分、相撲に伸びしろが、プラスに考えたら伸びしろがあるんじゃないかというのがありますので、そこで伸びしろをやるには自分との戦いだと思います」と語った。

 近大出身で例年、大阪で行う春場所は第2の地元。無観客開催となった昨年春場所で大関昇進を果たした。「今、考えてみればあっという間に時間は過ぎていきましたし、早かったですね」と大関として駆け抜けた1年だった。

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