大坂なおみ4強進出「とてもハッピー」難敵にストレート勝ちで全豪日本女子最多20勝

 女子シングルス準々決勝で、シェイ・スーウェイと対戦する大坂なおみ=メルボルン(共同)
 女子シングルス準々決勝で、シェイ・スーウェイと対戦する大坂なおみ=メルボルン(共同)
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 「テニス・全豪オープン」(16日、メルボルン)

 女子シングルス準々決勝が行われ世界ランク3位で第3シードの大坂なおみ(23)=日清食品=は世界71位の謝淑薇(35)=台湾=と対戦。2-0(6-2、6-2)のストレートで下し、2年ぶりの4強入りを果たした。昨年8月から続く連勝を19に伸ばし、全豪のシングルス通算20勝とし、杉山愛を抜いて日本女子の最多記録とした。

 「とてもハッピー。きょうもハッピーだった。どこにでも打てるショットを持っている相手。落ち着いてプレーできた。きょうはパニックにならなかった」とコート上のインタビューで答えた。

 相手のトリッキーなプレーにも冷静だった。力強いフットワークで対抗した。第1セットは第4ゲームをブレーク。サービスゲームをすべてキープすると、第8ゲームもブレークしてものにした。第2セットは3ゲーム連取して優位に立つと、第8ゲームをブレークして勝利を決めた。

 謝淑薇は全豪オープン公式ツイッターで、「ジャイアントキラー」として紹介された。2回戦で第8シードのアンドレスク(カナダ)にストレート勝ち。4回戦でも世界ランク19位のヴォンドロショーヴァ(チェコ)をストレートで下して8強入り。大坂は過去5回対戦して4勝1敗とリードしていたが、4試合がフルセットにもつれ込む熱戦だった。

 4回戦を終えて大坂は「彼女のボールはつかみづらい。でも準々決勝だからタフな試合になるのは当たり前」と警戒していた相手だった。過去に苦戦した相手を一蹴したのは成長の表れだ。19年以来2年ぶりの全豪制覇、グランドスラム4勝目へあと2つ。準決勝はセリーナ・ウイリアムズ(米国=世界ランク10位)-シモナ・ハレプ(ルーマニア=同2位)の勝者と対戦する。

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