松元克央が21年いきなり日本新V!五輪まであと半年…開催信じ金へ練習あるのみ

 男子200メートル自由形を日本新で優勝し、ガッツポーズする松元克央(代表撮影)
 男子200メートル自由形を日本新で優勝した松元克央(代表撮影)
 日本記録をマークしボードを掲げる(代表撮影)
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 「競泳・北島康介杯」(22日、東京辰巳国際水泳場)

 男子200メートル自由形決勝は、カツオこと松元克央(23)=セントラルスポーツ=が1分45秒13の日本新記録で優勝した。自身が19年7月の世界選手権で銀メダルを獲得した際に出した1分45秒22を0秒09更新。23日で開幕まであと半年となる東京五輪は、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大によって先行きが不透明な状況。開催されると信じて好タイムをマークし、金メダル獲得への大きな手応えを得た。

 2021年の“初カツオ”は、日本新記録で幕を開けた。自由形のエース松元が、世界選手権銀メダルを獲得した際にマークした自身の日本記録を更新。場内インタビューで「今日は何カツオ?」と問われると「日本新記録が出たので『新カツオ』で」と高らかに宣言した。

 「1年の中で一番キツい年末年始を乗り越えて、2021年初めての試合で練習の成果が出せたことは、やっぱりうれしい」

 例年なら海外で行う年末年始の合宿だが、今年はコロナ禍のために国内で追い込んだ。多い日では7500メートル。とにかく泳ぎに泳いだ。「主に後半の持久力をつけた。そこが生きた」。もともと最後50メートルの“追いカツオ”が武器だが、前記録樹立時よりそのラストラップを0秒05も短縮。後半100メートルで見れば0秒36も縮めた。

 松元自身も「前半のスピードを強化しないといけない」と課題に挙げたが、後半のスピードを維持したまま、今回はやや落とした50から100メートルのラップを前回時同様まで上げられれば、数字上は当時の金タイム(1分44秒93)を上回る。

 とはいえ「(日本新が)出たらいいなと思っていたので、実力がついているなとあらためて思えた」。強化期間である1月にして驚異的な記録を残し、手応えは十分。「あとから気付いたんですけどシンカツオって『進化』もあるんですよね」。半年後の東京五輪へさらなる「進化」の予感も漂っている。

 新型コロナウイルスの感染は収束の気配が見えず、世論調査では大会開催に否定的な声が8割を占めるという結果も出ている。松元自身、以前は「五輪が開催されるかどうかのモヤモヤはどうしても生じる」と話していた。それでも「僕はもう、準備をするしかないので。金メダルの準備。相当な覚悟を決めて練習するのみですね」。金メダルという高く、険しい目標達成のため。今夏の開催を信じ、前だけを見て泳ぎ続ける。

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