アメフト日大、総力戦で打倒関学大誓う「新たな気持ちで」 甲子園ボウル前日練習

 関学大戦を前に練習する林(手前)ら日大フェニックス(撮影・山口登)
 関学戦を前に練習する日大DL伊東慧太(左)=甲子園(撮影・山口登)
 練習を見る日大・橋詰功監督=甲子園(撮影・山口登)
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 13日のアメリカンフットボール東西大学王座決定戦、第75回甲子園ボウルで3年ぶり22度目の制覇を狙う日大が12日、甲子園で調整した。橋詰功監督は「戻ってきたというより、新しい日大で初めてやってきたような感覚。新たな気持ちでチャレンジしたい」と意気込んだ。

 チームは2018年春、関学大との定期戦で悪質タックル問題を起こして、同年秋の関東リーグは出場停止。翌19年は1部下位リーグから再出発して全勝で勝ち抜き、今秋復帰した同上位リーグを制して、3年ぶり35度目の甲子園ボウル出場を決めた。

 くしくも今回の相手は関学大で、前回制覇した17年大会以来のライバル対決。問題発生後の秋からチームを率いる橋詰監督は「みなさんからは自主性と言われるが、選手たちが何が正しいか自分たちの意志で考えてくれている」。言われたことしかできなかった、以前のチームからの変化を口にする。

 関東リーグ決勝の桜美林大戦は、主将のDL伊東慧太(4年)が故障で出場できず、エースQB林大希(4年)は前半途中に肩を痛めて退いた。攻守の要を欠く苦しい展開を「控えQBで点差を広げ、つらいところから挽回した」と乗り越えたチーム力こそが最大の武器。「2人が万全ではない中で、チーム全体で何とかしようという気持ちを持ち続けられている。相手にいくらか取られる点より1点でも多く取って、勝利を勝ち取りたい」と、打倒・関学大へ総力戦で臨む。

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