2020.12.10

村上茉愛が跳馬で大技「チュソビチナ」投入　五輪で「勝つなら跳馬」

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　新型コロナウイルスの影響で延期となっていた個人総合、種目別の日本一を決める体操の全日本選手権（１０日開幕・高崎アリーナ）を控えた９日、公式練習が行われた。女子個人総合で２年ぶり４度目の優勝を狙う村上茉愛（２４）＝日体ク＝も感触を確かめ「（２位だった）去年は気持ちも体も前を向いていなかった。今年はもう一度優勝したい」と、力強く意気込んだ。

　９月の全日本シニア以降に跳馬の大技チュソビチナの習得に取り組み、今大会で初挑戦。難易度を示すＤスコアは５・８点で、これまでのユルチェンコ２回ひねりよりも０・４点上がる。「五輪が延期になって本気で取り組もうと思った。（五輪の個人、団体で）勝つなら跳馬だろうと。本気でメダルを意識してやっている」と、力を込めた。