照ノ富士 大関奪還へ初場所「2桁以上」

 大相撲の元大関で小結照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が4日、都内の部屋で幕内宝富士らと15番以上、相撲を取るなど調整した。今週に入り早くも実戦を再開。稽古後に電話取材に応じ「いつも通り」と充実感を漂わせた。

 先場所は千秋楽、大関貴景勝(常盤山)を本割で撃破し優勝決定戦に持ち込んだ。2場所ぶりの優勝こそ逃したが13勝。三役3場所で計33勝が目安となる再大関とりへの起点となった。「(来場所も)2桁以上を目指して」と初場所(21年1月10日初日、両国国技館)へ意気込んだ。

 20年は新入幕の7月場所で5年ぶりに復活優勝。「予定通りかな」と満足の1年を振り返る。先場所後の11月29日に29歳になった。「20代最後の年、いい締めをして30代に入りたい」と目指すは20代で大関奪還だ。

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