朝乃山が初の休場 右肩三角筋挫傷 高砂親方「初日の一番で痛めた」2横綱1大関不在に

 「大相撲11月場所・3日目」(10日、両国国技館)

 大関朝乃山(26)=高砂=が3日目の10日、日本相撲協会に休場を届け出た。「右肩三角筋挫傷にて右肩の可動域制限を認め、約4週間の治療を要する見込み」との診断書を提出した。

 2日目に小結照ノ富士(伊勢ケ浜)に上手投げで敗れ、1勝1敗だった。朝乃山の休場は初めて。

 初日の霧馬山(陸奥)戦で相手が右肩付近に当たってきた際に痛めた模様。師匠の高砂親方(元大関朝潮)が電話取材に応じ、「初日の一番で痛めた。きのう(2日目)も取ったけど痛くて取れないということで。相撲が取れる状態じゃない。あざになって内出血もしている」と、説明した。

 前日と、この日の朝も病院に行き、痛みが強くなっていたという。この日朝、師匠に「痛くて取れない」と休場を申し出て、師匠も「休みなさい」と了承した。再出場に関しても「痛いうちは無理」と厳しい見通し。

 師匠が定年前の最後の場所で大関も花道の優勝へと気合が入っていたが果たせず。師匠は「残念は残念だけど仕方がない。ショックはショック。治す努力をするしかない」と弟子の思いを代弁。師匠として無念の思いを問われると、「巡り合わせ。関係ねえ。治してやること。これで終わりじゃないんだから」と、まな弟子を思いやった。

 3日目に対戦予定だった若隆景(荒汐)は不戦勝になる。

 今場所は初日から白鵬(宮城野)、鶴竜(陸奥)が休場しており、2横綱1大関が不在となった。

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