厳戒体制で土俵祭り 4場所連続無観客、三役以上は不参加
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「大相撲11月場所」(8日初日、両国国技館)
初日を翌日に控えた7日、両国国技館で15日間の安全を祈る土俵祭りが行われた。新型コロナウイルスの影響により4場所連続で観客を入れず、横綱ら三役以上の力士は不参加と厳戒態勢となった。
土俵周りには八角理事長(元横綱北勝海)ら協会幹部、審判部の親方衆がマスク姿で座った。行司も資格者以上に人数を制限。館内が静まり返る中、立行司の式守伊之助の祝詞が響いた。
今場所は観客上限を先場所から倍増し、5000人。1人で座っていたます席は斜めに仕切られ2人で使用する。引き続き、大声での声援は自粛で応援は拍手だけ。力士との接触も厳禁となる。
秋場所は玉ノ井部屋で24人もの集団感染が発生し、同部屋所属の力士全28人が全休した。感染予防を徹底し、1年納めの場所が幕を開ける。