正代は「腰高の呼吸」!? 鬼滅愛爆発!推しキャラ善逸に重ね83年ぶり偉業へ

 「大相撲11月場所」(11月8日初日、両国国技館)

 秋場所で初優勝し新大関に昇進した正代(28)=時津風=が27日、空前ブームのアニメ映画「鬼滅の刃」への愛を全開にした。アニメ好きで知られ、登場キャラでは自身と同じく?ネガティブながら一つの技を極める我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)がお気に入り。必殺「腰高の呼吸」を武器に新大関Vへ突き進む。この日は都内の部屋で稽古を再開させ、上半身を中心に鍛えた。

 朝稽古後の電話取材で正代の「鬼滅」愛が止まらなかった。「反響がすごすぎ。気になっている」と、空前人気に興奮気味だった。

 興行収入は10日間で100億円突破と今や社会現象。映画の内容は漫画を読み知っているが「絵が動くとおもしろそう」とアニメ好きならやはり見たい。11月場所後も公開中なら、映画館に足を運ぶ考えだ。

 鬼滅の刃は主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が鬼となった妹を人間に戻すため、剣士となり戦う物語。正代の推しキャラは「黄色い髪の我妻善逸」とキッパリ。善逸は普段は弱気ながら、いざとなれば無類の強さを発揮する。

 「自分と重ねるのはちょっと違う。恐れ多い」と言う。だが正代もかつて“ネガティブ男”と言われながら、大関まで出世した。

 「(善逸の)戦い方がとても好き。スピード系の。居合で一瞬で切る。一つの技しか使えないけど、めっちゃ強い。それだけを極めている。かっこいい」。常に真っ向勝負を信条に昇進伝達式の口上でも「至誠一貫」のを用いた自身にも重なる部分はあるようだ。

 同アニメでは剣士それぞれに呼吸法があり、善逸は「雷の呼吸」を用いる。正代自身の呼吸法を問われると「腰高の呼吸」と悪癖の立ち合いを口にして笑わせた。目指すは1937年春場所の双葉山以来、新大関場所で2連覇。異色の大関が83年ぶり偉業へ「全集中」だ。

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