貴景勝「発想の違い」で秋場所は存在感 11月場所も「できることを精いっぱい」

 大関貴景勝(24)=千賀ノ浦=が10日、都内の部屋で四股などの基礎運動の後、若い衆相手に立ち合いの確認をするなど調整した。「比較的、早い段階で体は戻ってきてくれてると思う。自分の次の段階、次の段階ときてるのかなと思う」。11月場所(11月8日初日、両国国技館)へ向け、順調に段階を踏んでいる。

 秋場所は最後まで優勝争いしながら12勝3敗。「(疲労は)抜け切れてはないけど、また来場所も始まる。これは毎場所なので。場所の疲れをとりながら体も作っていかないといけないというところが難しいけど、来場所に向けてやってる」と話した。

 両膝の不安なく秋場所は久々に本来の押し相撲を貫けた。「発想の違いだと思う。悪い相撲で勝ってもダメじゃなくて、悪い状態でも相手を起こせた、押せた、というのはプラスだと思うし。先場所は調子が良かったとは思ってない。先々場所も、調子が悪かったとも思ってない。内容はファンの方々に見ていただいて評価してもらうものだけれど、自分はできることを精いっぱいやる。だから発想の違いだと思います。何で押せないんだろう、ダメ、ダメと思っても自分が自信をなくすし。そこは15日間精神的なものを保たないといけない世界なので。とにかく一生懸命、自分のできることを精いっぱいやって、来場所も初日に向けてしっかりやっていきたい」と力を込めた。

 出稽古が制限付き解禁となり、16日から合同稽古への参加も可能。「親方に相談しながら」と意欲を見せた。

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