正代、大関昇進でも本名のまま「今さら変えてもサイン練習しないといけないし無理」

 大相撲秋場所で初優勝し大関昇進を確実にした関脇正代(28)=時津風=が昇進伝達式を翌日に控えた29日、都内の部屋から電話で使者待ち会見を行った。千秋楽から2日たち「自分への連絡も落ち着いてきた。(実感は)徐々にですね。(伝達式へ向け)またちょっと緊張感が出てきてます」と話した。

 伝達式には故郷熊本から両親も駆け付ける。新型コロナウイルスの影響でずっと帰郷できず、3月の春場所前以来の再会。「(感謝の気持ちを)言葉で伝えることはないけど伝わっているんじゃないですか」と話した。

 場所休みの終わった10月5日から出稽古も期間限定で解禁される。大関として今後の調整は「変わらない。いつも通り」とマイペース。大関となれば三番稽古(同じ相手と続けて取る)で自身が関取を指名する立場となるが「想像がつかない。これから徐々に自覚が芽生えてくるんじゃないですか」と話した。

 前日も出た、大関となっても本名の「正代」を継続することに「変える必要はない」と改めて明言。「今さら変えてもサイン練習しないといけないし今さら無理」と笑わせた。

 地元宇土市は優勝パレードや祝賀会を検討している。正代も凱旋帰郷を望むが、予定も詰まっている。「時間をつくりたい。一区切りつけたい」と、何とか時間を調整する。

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