テニス協会・土橋強化本部長、大坂のメンタル成長を評価「大人のテニスをしている」

 「テニス・全米オープン」(10日、ニューヨーク)

 女子シングルス準決勝が行われ、2年ぶりの優勝を狙う世界ランク9位の大坂なおみ(22)=日清食品=は、同41位のジェニファー・ブレイディ(米国)を7-6、3-6、6-3で下し、優勝した18年大会以来の決勝進出を決めた。恋人とされるラッパーのコーデーもスタンドから見つめる中、ここまで5試合すべてストレート勝ちと好調だった難敵に競り勝った。四大大会通算3勝目の懸かる12日(日本時間13日早朝)の決勝で、元世界1位で現27位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

 日本テニス協会の土橋登志久強化本部長は、2年ぶりの全米優勝に王手を懸けた大坂について「押される場面もあったが、冷静に対応した。第2セットの取られ方が良くなくて従来なら心が乱れるところだったが、落ち着いていて素晴らしい勝利だった」と評価。今大会は特に精神面の成長、充実が目立つといい「チャンスでもピンチでも冷静。前より大人のテニスをしている印象」と目を細めた。決勝に向けては「サーブとレシーブでどれだけ主導権を握れるか。アザレンカも充実していて手ごわいが、今の大坂には勝てる力がある」とうなずいた。

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