貴景勝 秋場所へ「残り3日で仕上げる」左膝負傷回復 コロナ対策「徹底したい」

 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 大関貴景勝(24)=千賀ノ浦=が7日、都内の部屋で基礎運動を行い、汗を流した。前日まで幕内隆の勝らと相撲を取る稽古をしており、順調調整。「きのう(まで)3、4日相撲を取ったので、きょうはもう1回、基礎をやって、あした、あさって相撲を取って最後、作っていきたい。(番数は)15番とか、そんな感じ。いろんなタイプと相撲を取って、残り3日しっかりと仕上げていきたい」と充実の口ぶりだった。

 先場所は左膝の負傷に耐えかど番を脱出したが、途中休場を余儀なくされた。回復や体の動きも上々。「全然悪くないと思うし。あとはもう感触なので。きちっと感覚、自分の押しに対するいい感覚を研ぎ澄まして、本場所に臨めれば。しっかりいい相撲を見せたい」と力を込めた。

 大関昇進後、賜杯が遠い。目指すは18年九州場所以来のV2。「15日間全部勝っていかないと優勝はできないので。1日1日その日に集中して気合入れて頑張る」と気合十分。

 隆の勝が西前頭筆頭まで番付を上げ三役も間近。引っ張り上げるのも部屋の大関の責任だ。「自分が一生懸命稽古場でやることが、そういうことにつながってくる。一生懸命に頑張ればそういうのにもつながる。強い相手とやる方が自分もいいし」と、相乗効果を期待した。

 前日、幕下以下の力士1人が新型コロナウイルスに感染したことが発表された。「もうなっちゃったら、本場所に出られないし。うがい、手洗いとか、なかなかやれることしかできないですけど、しっかり対策をしていきたいと思います。本当に(ウイルスは)見えないんで、分からないし。こまめに手洗いすることしか。絶対どこかで菌というのは触ってしまってると思うんで、手洗い、うがいをもっと徹底したいと。手洗いもやってますし、アルコールとか。鼻とか顔とか触らないようにしている」と危機感を強めた。

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