パラ女子走り幅跳び・中西麻耶、アジア新記録でV 快挙達成も「まだまだ課題残る」

中西麻耶
2枚

 「日本パラ陸上選手権」(5日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 第1日が行われ、女子走り幅跳び(義足T64)では、19年世界女王で東京パラリンピック代表に内定している中西麻耶(35)=阪急交通社=が自身の日本記録を19センチ更新する、5メートル70のアジア新記録で優勝した。男子走り幅跳び(義足T63)は東京パラ内定の山本篤(新日本住設)が6メートル49で1位。大会は無観客で行われ、厳重な新型コロナウイルス感染対策が行われた。

 アジア新記録をマークした中西は「練習から調子が良かった」と充実の表情を浮かべた。コロナ禍で練習場所が制限される中、河川敷や公園で練習を重ねた。「コロナに関係なく練習の質が全く落ちなかった。志が全く変わらなかったのが良かった」とうなずいた。

 本来なら東京パラリンピックが開催されていた時期。1年延期になっても「大会があることを想定して、ピーキングを試したい」と前向きに調整した。

 快挙を達成しても「本当は(5メートル)80センチいきたかった」と慢心はない。「まだまだ課題が残る」とさらなる成長を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス