琴恵光 名門部屋頭の自覚示す「自分がそういう姿勢を見せることで」

すり足をする琴恵光(日本相撲協会提供)
2枚

 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 先場所、初の2桁10勝を挙げた幕内琴恵光(28)=佐渡ケ嶽=が5日、弟弟子の幕内琴勝峰(21)と相撲を10番取るなど調整した。稽古後、電話取材に応じ、「いい感じに取れている。自分の課題とかを考えながら。自分が先に動いて先手を取るということ。先に攻めるということ」と、手応えを口にした。

 新型コロナウイルスによる自粛期間をプラスにとらえ、自分を見つめ直した。「自分の弱いところを見つけて、トレーニングではそこをやっていく。(成果は)けがしにくい体。押し負けなくなりましたかね」と語った。

 先場所後の休養では故郷の宮崎には戻らず、部屋でのんびり。「特に何もしてない。屋上で日を浴びてたぐらい。やることないんで。日光浴してました」。日を浴びながら、ストレッチなど体も動かしていた。

 地元宮崎では自身の応援の歌ができた。宮崎のミュージシャンが作曲し、宮崎の代表として誇りを持てるような歌詞。「最初はびっくりした。いろんな人に知ってもらうきっかけ。それをみんなが覚えてくれることによって、またさらに盛り上がってくれたらいい。やっぱり宮崎の代表じゃないですけど、(宮崎出身の現役関取は)今のところ自分しかいない。応援してくれているメッセージがあるので、応えたい」と故郷を背負う気持ちは強い。

 今場所は部屋で一番番付上位の部屋頭となった。「自分がそういう姿勢を見せることで少しでも何か感じてくれれば」と背中で名門部屋を引っ張る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス