初のB1に挑む広島・堀田監督「『ドラゴンフライズここにあり』という戦いを」

練習前に円陣を組んでミーティングを行う広島の選手
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 今季からバスケットボールB1で戦う広島ドラゴンフライズが10月3日のリーグ開幕へ向けて始動した。初挑戦のB1舞台とあって厳しい戦いも予想されるが、オフは新戦力の補強に成功したこともあり、堀田剛司監督(42)は手応えを感じている。就任2季目の指揮を執る堀田監督に意気込みを聞いた。

   ◇  ◇

 -オフはどのようにして過ごしたのか。

 「B1がどういうバスケットをしているのかをチェックしながら、広島がどういう方向性を目指していくべきかを考えていた。去年うまくいったところはより一層伸ばし、修正するところはしっかり修正して開幕に備えたい」

 -新戦力として田渡、荒尾、マーフィー(日本名・榎本新作)の3人が加わった。

 「新しく入った彼らがチームに素晴らしい風を吹かせてくれるのではないかと期待している」

 -田渡の評価は。

 「経験豊かな選手で、大学時代は米国でプレーしていた。古野、岡本、田渡と、いいポイントガード(PG)が3人そろったことはチームにとってすごく大きい。うまく3人を生かしていきたい」

 -荒尾は元日本代表のビッグマン。

 「かつて在籍したB1千葉でも天皇杯優勝を経験しており、実績豊富な選手。体が強く、身長(198センチ)もあるので、外国人選手ともしっかりマッチアップできる」

 -マーフィーは元U-19日本代表で、昨年は日本代表候補合宿にも招集された有望株。

 「素晴らしい選手を獲得してもらい、クラブには感謝している。ポテンシャルはすごい選手。身長が高く(196センチ)、筋肉の使い方もしなやか。ジャンプ力やシュート力もある。フォーワードからガードまで幅広くこなせる逸材。将来、日本代表を背負う選手になれるように、私も責任感を持って育てていきたい」

 -コロナ禍の中でチームは開幕へ向けて調整を続けている。

 「Bリーグが無事に開幕できるか不安があり、選手も気持ちのコントロールやコンディションを上げていくことが難しい面もあると思うが、日々の練習の中で成長していくことが大事」

 -チームの目標は。

 「まずはプレーオフの出場権を確実に取ること。プレーオフは勢いのあるチームが制すると思うので出場が決まった時に、チームとして、もっとも成熟した、いい状態に持っていけるようにしたい。その上で優勝を目指してやっていく」

 -初のB1での戦い。厳しい局面も待ち受けると思うが。

 「B1の舞台で『広島ドラゴンフライズここにあり』という戦いをファンやスポンサーの方に見せられるように努力していく。期待に応えられようにやっていきたい」

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