IOC ダカールで開催の22年ユース五輪を26年に延期 東京への影響は否定

 国際オリンピック委員会(IOC)は15日、理事会を開催し、2022年にセネガルの首都ダカールで行われる予定だった夏季ユース五輪について、2026年に延期することを決定した。トマス・バッハ会長によると、東京五輪の1年延期に伴い、21年東京五輪、22年北京五輪とビッグイベントが間隔なく行われることになり、IOC、各国オリンピック委員会、国際競技連盟(IF)が「大きな運用上の課題」に直面するため。同国のマッキー・サル大統領からも提案があったという。

 東京五輪への影響について、バッハ会長は「ダカールと東京2020を比較はできない。この2つはまったく別の問題。2021年の東京五輪開催へ全力を尽くす」と、否定した。

 また、東京五輪の延期に伴い財政危機となっている各団体に向けて、IOCは現在までに1億ドルをNOCと、IFに支援したと発表。内訳は3700万ドルがNOC、6300万ドルがIFだという。年末までにさらに5000万ドルの支援をするという。

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