身長１６８センチ、体重９８キロの幕内最小兵、炎鵬（２５）＝宮城野＝が７日、ＮＨＫ「大相撲特別場所～テレビ桟敷へようこそ～」にリモート出演した。

　新型コロナウイルスにより、自粛の日々。「これだけ引きこもることはない。まだ全然、ステイホームの日々」と現状を語った。稽古は基礎運動が中心。「先週からぶつかりは始めている。前のような稽古はできないけど７月場所（１９日初日、両国国技館）に向けて稽古している。ケガも治すことができている。トレーニングも弱いところを強化している」と明かした。

　体重はキープ。「数字は気にしない。重さも大事だけどスピード、切れを磨いていく」と小兵でも増量にはこだわらない。

　自粛期間には自炊を始めた。出演では自作した酢豚、中華風あんかけ丼の画像を披露。「料理にチャレンジしている。（腕前は）めちゃめちゃ上がっている。体が資本。食べること一つ一つが大事。好き嫌いが多いので自分の好みにしたら食べられると思った」とうなずいた。

　無観客開催だった先場所は６勝９敗と負け越し。「自分の思っている以上の力が声援のおかけで出る」と改めてファンの力を痛感した。７月場所も無観客での開催を目指している。「一日一番しっかりと気持ちを入れて元気な姿を見せたい」と、誓った。