大相撲 接触伴う稽古は「師匠の判断」体温測定、マスク、感染チェックなど対策徹底

 大相撲夏場所の中止が4日、決まり、芝田山広報部長(元横綱大乃国)が電話での代表取材に応じた。今後も引き続き出稽古は禁止。ぶつかり、申し合いなど接触を伴う稽古は、原則として自粛ながら「力士たちの体調を十分に観察した上で、師匠の判断において接触する稽古を取り入れていただいても結構」と師匠に委ねる。

 また、八角理事長(元横綱北勝海)から各師匠に夏場所中止、名古屋場所を7月19日から東京・両国国技館に変更となったことを通達。感染予防策の強化と健康チェック項目も合わせ郵送した。

 感染症専門の先生による予防のための実施事項に関しても説明。「朝晩、体温の測定。少しでも症状のあるときは稽古をさせず、症状がなくなった翌々日以降に稽古を再開させること。大部屋では終日マスクを装着すること。食事はできる限り、個々に盛り分けた容器で取ること。食事中は極力会話をしないこと。稽古場は十分に換気をすること。できるだけ開けっ放しにしてやってください。基礎訓練(運動)の際に、可能であればマスクを着用すること。各人のマスクは名前を書いて、外すときはジップロックに入れておく」と各師匠を通じ細かく指示されている。

 感染チェックの重要な項目も改めて確認。「まず味がしない。においがしない。通常にない体のだるさがある。咳が出る。たんが出る。呼吸が苦しい感じがある。鼻水が出る。鼻づまりがある。喉が痛い。頭痛がする。下痢をしている。吐き気がある、または嘔吐したとか。その他。上記症状がある場合は稽古を休ませること、2日以上症状が続く場合はまずは鏡山危機管理部長に報告するということ。各部屋の師匠が健康状態を見極めながら稽古をさせていくということ」。7月場所へ向け、今後も感染防止を徹底していく。

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