画期的発見?競泳 クロール泳ぎ出し前のバタ足は減速要因 順大、筑波大研究G発表

 順天堂大学スポーツ健康科学部の武田剛准教授および筑波大体育系の高木英樹教授らの共同研究グループは28日、競泳のクロールの泳ぎ出しにおいて、飛び込みやプール壁の蹴り出し後にバタ足をすると大きく減速することを実証した、と発表した。

 これまでの研究でクロールのバタ足は推進力の貢献よりも、水平姿勢の維持の役割が大きいと考えられていたが、泳ぎ出しのバタ足の効果は不明だったという。今回の研究では競技会などにおける「バタフライキックのみで泳ぎ出す(バタフライキック5回)」条件と「バタフライキック後にバタ足を追加し泳ぎ出す(バタフライキック5回+バタ足6回)」条件を比較。結果、バタ足の追加がクロールの泳ぎ出しにとってデメリットになることを証明できたという。バタ足の追加により平均で毎秒0・31メートルの速度差が生まれた。

 順大は「本成果は競泳選手のクロールのパフォーマンス向上に直接貢献できるものです」としている。

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