フィギュアスケートの２００６年トリノ五輪女子金メダリストの荒川静香さんや世界選手権女王に２度輝いた安藤美姫さんら名スケーターたちが１７日（日本時間１８日）、医療従事者を支援するため、ライブ配信によるチャリティーイベントに出演した。ユーチューブなどで感染拡大防止を訴えたり、医療従事者へ感謝の思いを伝えたりした。

　１４年ソチ五輪団体で米国の銅メダルに貢献した男子のジェーソン・ブラウンと女子のグレーシー・ゴールドが司会役を務めた。荒川さんはフープ回しや縄跳びをしている様子を公開し「今できること、今だからできることを頑張ってやっていきましょう。どんな状況でもステイポジティブ」。安藤さんは「ぜひこのビデオを見て、少しでも笑顔になれますように。そして同じ空の下、頑張りましょう」と呼び掛けた。

　１９９４年世界選手権女王の佐藤有香さんや五輪に２度出場した女子の村主章枝さんも参加し、世界的な苦境を乗り越えられるように願った。集められた寄付金は医療従事者の防護服などに充てられるという。