柔道ウルフ・アロン“再選考論”に自身なら「そこから代表になりたいとは思わない」

 東京五輪の柔道男子100キロ級代表に内定している元世界王者のウルフ・アロン(24)=了徳寺大職=が26日、生まれ育った東京・葛飾区で区のトップアスリート認定式に出席し、その後取材に応じた。全種目を通じて代表内定選手が東京五輪の延期発表後に、公の場で取材に応じるのは初めて。

 7月開幕予定だった東京五輪が新型コロナウイルスの感染拡大により1年程度の延期が決定。柔道は14階級中、ウルフも含めて13階級で代表内定者が決まっているが、再選考を行う可能性も浮上している。ウルフは「仮に再選考になっても勝ち抜ける自信はある。動揺することはない」と前置きした上で「1年延期になっても名称は東京2020大会。20年までに強かった選手を出すのがセオリーだと思う。自分がもし代表から漏れている選手だとしたら、そこから代表になりたいとは思わない」と、率直に明かした。そして、現状で方針を示されていない状況に「ちょっと判断が遅い感じがする」と、不満を滲ませた。

 延期自体については、右ひざのリハビリ中ということもあり「自分にとってはプラスに働く。さらに強い自分を五輪の舞台でみせることができる」と、前向きだった。

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