学生選手権で8強入りの深井拓斗が新弟子検査に合格「やっと入った実感わいた」

 「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)

 春場所の新弟子検査が29日、大阪市内で行われ、昨年の学生選手権で8強入りし三段目100枚目格付け出しでデビューする深井拓斗(22、東洋大4年)=高砂=が身長181センチ、体重137キロで体格基準を満たした。

 「やっと大相撲に入った実感がわきます。大相撲は強くなればテレビにも出るし応援も魅力がある。最初はケガなく、体を大きくして、関取になれるように精進したい」と抱負を述べた。

 部屋には同じ学生出身の関脇朝乃山(25)=高砂=らお手本も多い。「先輩の背中を見て刺激になるし、追い付きたい。自分自身の戦い。自分に負けたら結果は付いてこない」と、うなずいた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、春場所の開催の可否は3月1日の臨時理事会で決まる。中止か無観客での開催が選択肢で、デビュー場所が延期になる可能性もある。「正直、場所はあってほしいけど、ないにしても稽古して調整していい体を作るしかない。かかると怖い。他の力士でも(ウイルス感染に)なると(本場所)がなくなる。それは嫌ですね」と複雑。東洋大の卒業式も中止になるなど、心配を抱えながらも春場所に備える。

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