柔道・鍋倉那美が五輪切符へ闘志燃やす「背水の陣でやるだけ」 GSパリ大会へ出発

 柔道女子63キロ級で逆転での東京五輪切符を狙う鍋倉那美(22)=三井住友海上=が4日、代表選考会を兼ねるグランドスラム(GS)パリ大会(8~9日)に向けて羽田空港から出発し、「失うものはない。背水の陣でやるだけ」と闘志を燃やした。

 同階級では18、19年世界選手権銀メダルの田代未来(コマツ)が代表候補1番手でリードしている。ただ、鍋倉も昨年末のワールドマスターズで世界選手権3連覇中のアグベニェヌ(フランス)から金星を挙げて優勝したことで急浮上中。今大会にも世界女王がエントリーしているだけに「相手の陣地(フランス)で戦えるのは楽しみ。相手が嫌がる柔道をしたい」と連勝での猛アピールを誓った。

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