なでしこトップバッター!聖火リレー詳細発表 有名人ズラリ!

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は17日、来年3月26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)からスタートする国内聖火リレーの最初のランナーに、東日本大震災が起きた11年にサッカー女子W杯ドイツ大会で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが務めると発表した。リレーの詳細なルートも公表され、聖火を運ぶ方法として水泳や船、馬なども活用する。各地のリレー走者も判明し、広島県では元プロ野球広島でデイリースポーツ評論家の新井貴浩氏(42)が務める。

 日本中に勇気と感動を与えた、あのなでしこジャパンが帰ってくる。11年のW杯優勝メンバーが、監督を務めた佐々木則夫氏(61)とともに、国内の聖火ランナーの第一走者に指名された。

 なでしこジャパンは、東京電力福島第1原発事故の対応拠点として使われ、ことし4月に全面再開したJヴィレッジを何度となく合宿で使用。国民栄誉賞も受賞し、「復興五輪」の大役には、11年のメンバーがうってつけだった。

 聖火のスタートから100日前となったこの日。都内での会見には佐々木氏、FW安藤梢(37)、DF岩清水梓(33)、GK海堀あゆみ(33)が集結。佐々木氏は「2011年のころを思い出して、みんなとチームになって走ってきたい」と、はやる気持ちを抑えられないようだった。

 思いは“教え子”も共有している。岩清水は「『2011年のONE TEAMは私たちだぞ』と。元祖ONE TEAMとして、またみなさんの前で頑張れるんじゃないかな」と意気込んだ。3月に出産予定で「どうか分からないが、夢を持ちながら」と思いをはせた。

 安藤も「優勝メンバーと一つのことを成し遂げられることを楽しみにしている」と胸を躍らせば、海堀も「Jヴィレッジは苦楽をともにした思い出の場所」と心待ちにした。

 組織委は佐々木氏、選手全21人に要請。何人がスタートラインに立てるかは不確定だが、目標はもちろん22人。2020年3月26日、今度は福島から勇気と感動を届ける。

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