大相撲夏巡業が13日、青森市で行われた。先場所6度目優勝を果たした横綱鶴竜(34)=井筒=が幕内正代を相手に三番稽古し、相撲を取る稽古を再開させた。11番取って全勝と上々の滑り出しだった。
踏み込み鋭く、左前ミツを取って寄る形、右四つなど動きを確認。「良かったんじゃないかな」と、満足そうな笑み。今後も伸び盛りの若手と稽古をする考えで「(本場所で)当たる相手とやりたい」と語った。
前日の山形・村山でほとんどの十両は巡業切り上げとなったため、青森から北海道へと続く巡業は人数が減った。「少なくなったからね」と、横綱が引っ張り巡業を盛り上げていく考えだ。