貴景勝ぶつかり稽古再開 患部の負荷は「5、6、7割」名古屋場所へ時間と勝負

 土俵に上がり、若い衆に踏み込みの確認をする貴景勝(右)
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 「大相撲名古屋場所」(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)

 右膝負傷で先場所を途中休場し再起を目指す大関貴景勝(22)=千賀ノ浦=が27日、名古屋市内の部屋で土俵に上がり立ち合いの踏み込みや、若い衆のぶつかりを受ける稽古を再開させた。名古屋入り後、基礎運動で体をつくってきたが調整強度が一段階上がった。

 二所ノ関一門の連合稽古は回避し独自メニューを優先。四股で体をほぐすと土俵に入り、踏み込みを6度。若い衆の当たりを受け止め、両足に圧力をかけた。「人の圧のかかったものをきょうからやった。もう少しやっていく。違和感はあんまりない」と手応え。

 雨で気圧が下がると、患部の状態が気になるが、この日の悪天候でもしっかりとメニューがこなせた。患部への負荷はまだ「5、6、7割」と慎重。28日以降、さらに圧力をかけ、ぶつかりの回数も増やしていく。復活ロードは計画通りで順調なら、初日5日前に相撲を取る稽古再開も見える。「1週間前ならこの状態とか。膝の状態がそうならないなら名古屋はやめた方がいい」と初日から逆算。ここからは時間との勝負にもなる。

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