40歳安美錦が3勝目、右膝負傷の貴景勝を思いやる「今までと違う動きだから」

 寄り切りで明瀬山を破った安美錦(右)=撮影・出月俊成
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 「大相撲夏場所・5日目」(16日、両国国技館)

 元関脇のベテラン十両安美錦(40)=伊勢ケ浜=が明瀬山(木瀬)を寄り切って3勝目(2敗)を挙げた。左前ミツを取って頭を付けて、最後まで攻め手を緩めず完勝した。

 「うまく相撲を取れたんじゃない。しっかりやろうと思ったことを気にしないでできる。毎日めいっぱい力を出すこと」と、納得顔で振り返った。

 18歳下、22歳の新大関が休場した。右膝のケガとあり、何度も大ケガを繰り返し、土俵に立ち続ける40歳だけに心配しきり。「せっかく元気だったのにもったいない。膝の内側?(御嶽海戦で)慣れないああいう相撲取るとね。今までと違う動きだからね。早く治すこと」と、思いやった。

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