名城氏が近大ボクシング部の監督就任 元世界チャンプ初の大学監督

 ボクシング元WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男氏(37)が、母校の近大ボクシング部の監督に1日付で就任したことが同日明らかになった。日本ボクシング連盟によると、元世界王者が大学監督に就任するのは初。現監督の国重憲司氏はコーチを務める。

 名城氏は06年に当時国内最速タイの8戦目で世界王座を奪取。陥落後に王座を奪回して2度防衛した。14年に引退して近大ヘッドコーチを務めてきたが、16年に試合会場で選手のミットを受けたことで、連盟の山根明前会長から試合会場への出入り禁止処分を科された。連盟の指示で指導者不在になったための措置だったが、認められなかった。昨年9月に日本連盟が新体制となり、処分撤回とアマ資格認可が実現した。

 5月12日開幕の関西学生リーグが監督としての本格デビューとなる。近年は指導者のセクハラ問題など不祥事が続いたため、名城氏は「選手たちはよくついてきてくれた。少しでもいい環境をつくりたい」と抱負を語っていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス