安美錦、4連勝で五分に戻す「引退発表してもおかしくなかったけど」

 「大相撲春場所8日目」(17日、エディオンアリーナ大阪)

 元関脇で西十両11枚目の安美錦(40)=伊勢ケ浜=が隆の勝(千賀ノ浦)を上手投げで下し、5日目から4連勝で4勝4敗の五分に戻した。

 立ち合い圧力を受け後退したが、足を飛ばし、回り込みながら勝機を探る。土俵際、俵に足を掛けながら、逆転の投げで仕留めた。

 「我慢できたね。我慢しながら相撲が取れた。バランスを崩したけど足掛けにいったりしてね。いつもならはたきにいくところを我慢したことで次の動きにつながった」と、振り返った。

 アキレス腱、膝、太ももなど両足は故障だらけ。満身創痍(そうい)の体で5場所連続十両生活が続く。先場所は2日目から11連敗するなど、追い込まれたが14日目から連勝。今場所も初日から4連敗したが立て直す底力を見せている。

 「中日か。前半の感じならここで引退発表してもおかしくなかったけど。伸びた」と、まだまだ土俵を沸かす。

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