福士加代子がMGC出場権「転ばなければいける」 新たに5人が切符

MGC出場権を獲得し、笑顔の福士加代子
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「名古屋ウィメンズマラソン」(10日、ナゴヤドーム発着)

 2020年東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権をかけた最終戦として行われ、16年リオデジャネイロ五輪代表の福士加代子(ワコール)、同長距離代表の上原美幸(第一生命)、前田彩里(ダイハツ)らが参戦。ヘラリア・ジョハネス(ナミビア)が2時間22分25秒で優勝した注目の福士はMGC出場権を得た。日本選手トップは岩出玲亜(アンダーアーマー)で全体5位、2時間23分52秒だった(タイムは速報値)。

 すでにMGC出場権を獲得している岩出玲亜(アンダーアーマー)を除いた日本選手の順位と、それぞれのタイムでMGC出場権獲得の可否が決まるが、条件を満たした福士、上原、前田、谷本観月(天満屋)、池満綾乃(鹿児島銀行)の5人が新たにMGC出場権を獲得した。

 福士は2時間24分9秒で、日本選手2位、全体8位だった。フジテレビ系中継でも流された場内インタビューでは「やっととりましたーMGC!お待たせいたしました!日本人トップになりたかったですけど、岩出選手が強かったですね。残念」とレースを振り返った。

 前走の大阪国際女子では転倒があり、無念のリタイアとなった。「転ばなければいけるんでしょうね」と語った福士。東京五輪出場権をかけたMGCへ「頑張ります。具体的には1等賞?とれればいいね!頑張ります!」と声を弾ませた。

 レースは序盤から福士、上原、上杉真穂(スターツ)らが序盤から先頭集団を構成。第2集団で前田が追う形となった。30キロ手前で上杉が遅れ、先頭集団は福士、岩出、上原を含む9人に。30キロでペースメーカーが離脱し、集団が崩れて海外勢が飛び出すと、日本勢トップは福士となり、岩出、上原が追う形となった。岩出は終盤で福士をかわした。

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