高安、二所一門稽古で貴景勝と玉鷲に照準「来場所当たる力士とやりたい」

 「大相撲春場所」(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)

 大関高安(29)=田子ノ浦=が3日、尼崎市・園田競馬場に構える宿舎で三段目力士相手に相撲を取るなどして調整した。前日まで荒磯親方(元横綱稀勢の里)と4日連続、100番近い稽古を重ねており、疲労も考慮し軽めに汗。4日から始まる二所ノ関一門の連合稽古に備えた。

 引退した元稀勢の里に代わり、自身が一門頭となって初の連合稽古。「来場所当たる力士とやりたい」と言い、大関とりの貴景勝(22)=千賀ノ浦、連続Vの懸かる玉鷲(33)=片男波=の両関脇をターゲットにした。

 「いい相撲を取れればいい。自分が有利な流れで攻めて前に出る相撲を取りたい。(一門頭に関し)気を引き締めたい。部屋の力士も一門の力士も盛り上がるように全力を尽くしたい」と、責任感をにじませた。

 荒磯親方との猛稽古を重ね、スタミナ面、体の仕上がりに満足。「立ち合いで思い切り当たれる相手。なかなか受け止めてくれる相手はいない。全力で踏み込める。どんどん前に出る稽古をさせてもらいありがたい」。恩返しのためにも初優勝を果たすつもりだ。

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