柔道90キロ級2位・村尾三四郎 代表に名乗り!井上監督「伸び伸びいい試合」

 柔道界の新星が猛アピールだ。グランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会男子90キロ級で2位に入った村尾三四郎(18)=桐蔭学園高=が26日、成田空港に帰国。元世界王者の郭同韓(韓国)に大外刈りで一本勝ちするなど強豪を次々と破り「日本人が今までなかなか勝てなかった相手に投げて勝てたのはよかった」と、今夏の世界選手権(東京)代表に名乗りを上げた。

 日本人の父と米国出身の母を持ち、米ニューヨーク州で生まれて2歳から横浜で育った。長い手足から繰り出す豪快な柔道が武器で、日本男子の井上康生監督は「若さと勢いで伸び伸びいい試合をしてくれた」と納得。最終選考会の全日本選抜体重別選手権(4月、福岡)に向けて「結果次第では世界選手権はもちろん、来年の五輪代表争いの一人にも入ってきたのではないか」と期待を寄せた。

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