平成最後の天覧相撲 天皇陛下22歳対決に笑顔

 「大相撲初場所・8日目」(20日、両国国技館)

 平成最後となる天覧相撲の結びの一番で横綱白鵬が平幕碧山を下手出し投げで下して唯一の初日から8連勝とし、単独トップを守った。中日勝ち越しは46回目で自身の持つ最多記録を更新した。1敗で魁聖、矢後、千代の国の平幕3人が追う。

 2年ぶり23回目の天覧相撲。天皇、皇后両陛下への説明役を務めた八角理事長(元横綱北勝海)が打ち出し後に会見し、両陛下の様子などを伝えた。

 今場所で引退した元稀勢の里(現荒磯親方)に関し皇后陛下から今後の予定を尋ねられ、「断髪式を今年中にすると思う。その後は部屋を興すと思う」と理事長は答えた。

 両陛下ともに相撲に対する知識は豊富。皇后陛下は難病のギラン・バレー症候群から復帰した幕内格行司・式守与之吉のことを知っており「大丈夫ですか?」と心配していたという。天皇陛下は「阿武咲(おうのしょう)は難しいしこ名ですね」と言い、貴景勝との22歳対決にも笑顔で拍手を送った。

 協会は元横綱日馬富士の傷害事件などの問題を考慮し、昨年初場所の天覧相撲を辞退した。理事長は「(陛下は)『きょうは良い相撲をありがとう』と言っておられました」と大役を果たし、安どしていた。

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