贈賄疑惑のJOC竹田会長お粗末 会見7分質疑拒否…報道陣140人を肩すかし 

 2020年東京五輪招致を巡る贈賄の容疑者としてフランス当局から正式捜査を開始された日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が15日、都内で記者会見を開き、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員を買収したとの疑惑について改めて潔白を訴え、捜査に全面的に協力する意向を示した。しかし、会見は仏当局が捜査中であることを理由に質疑応答がなく、一方的に竹田会長が主張を述べる形となり紛糾。逆にイメージダウンが避けられない状況となった。

 昨年、日本スポーツ界を襲った不祥事ラッシュを“対岸の火事”としてしかみてなかったのか。竹田会長の潔白会見は、日本のスポーツ団体を統轄する組織の長とは思えないお粗末なものとなった。

 CNNやAFP、ロイターといった国際的なメディア・通信社も含め、70社140人が集まった中、神妙な面持ちで臨んだ竹田会長は、昨年12月にパリでフランス当局の事情聴取を受けたことを認めた上で、自らの潔白を主張した。ただ、捜査中を理由に質疑には応じず、30分の予定だった会見を7分余りで打ち切った。

 質疑応答がないことはこの日、午前2時に唐突なリリースで各社に通告していたが、用意していた紙を読み上げるだけのあまりに一方的な内容に報道陣から「これだけ人を集めておいて失礼」、「言えないなら質問を受けた上で『答えられない』と言えばいい。これが会見と呼べるのか」と、疑問の声が噴出。JOC広報担当者が説明に追われる形となった。ただ、広報担当者も「現在お伝えできることを口頭でお伝えするのみということが適切と判断しました。誤解を招くといけない」と、繰り返すだけ。その後、報道陣から質疑応答の要請が行われたが、竹田会長はこれを拒否した。

 一方的に声明を読み上げる形の対応としては、近年では日本ボクシング連盟の山根明前会長が辞任表明した4分に次ぐ短さ。フランス大手通信社のAFPは「質問を答えることを拒否した」と、報じた。誠実さを示せず、逃げた印象だけが残った。昨年1年間の不祥事ラッシュの教訓を生かし切れず、東京五輪のイメージを低下させるだけの会見となった。

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