錦木びっくり!初横綱戦で鶴竜相手に金星「次につながる相撲を取ろうと…」

 「大相撲初場所・3日目」(15日、両国国技館)

 横綱鶴竜は平幕錦木(28)=伊勢ノ海=に寄り切られ2敗目を喫した。錦木は初の金星を獲得し、4日目は横綱稀勢の里と対戦する。

 初の横綱戦で金星を挙げた錦木は「結びだし緊張した。負けても、次につながる相撲を取ろうと思っていた」と目を丸くした。2大関に続き、横綱鶴竜からも殊勲の星。自己最高位の東前頭2枚目に番付を上げた新鋭の旋風はやみそうにない。

 さっと左を差し、一気に前へ出た。土俵際で横綱に粘られ、体勢を崩されても左半身で横綱へ圧力をかけ続けた。互いにまわしをつかんだまま、ほぼ同時に土俵から飛び出した。軍配は自身に上がったが、物言い。約2分間の協議の末、うれしい白星を手にした。

 同じ時津風一門の横綱からは、場所前に稽古をつけてもらった。それだけに、感謝の思いは強い。「うれしい。これも一種の恩返しでしょう」

 初日からの3連勝は、幕内では自身4度目。ただ、過去の3度はいずれも前頭12枚目以下で上位との対戦はなかった。横綱や大関から白星を重ねるごとに、膨らむ自信。岩手県出身では1968年夏場所で柏戸を破った花光以来の金星に「記録をつくっちゃいましたね」。緊張から解放された支度部屋では笑顔が止まらなかった。

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