【東田哲也の観戦記】理想的な取り方で勝ち上がった大阪桐蔭 決勝は桐蔭学園が一枚上

 全国高校ラグビーは5日、花園ラグビー場で準決勝2試合が行われ、悲願の初優勝を目指す前回準Vの大阪桐蔭(大阪第1)はフランカー河村レイジ(3年)の2トライなどで、流通経大柏(千葉)を31-17で下し、2大会連続2度目の決勝進出を果たした。東福岡と両校優勝だった第90回大会以来8大会ぶり2度目の優勝を狙う、春の選抜王者・桐蔭学園(神奈川)は46-38で東福岡とのAシード対決を制し、3大会ぶり6度目の決勝へ駒を進めた。決勝は“桐蔭対決”となり、7日午後2時から行われる。

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 大阪桐蔭は、攻守ともに一枚上でした。よく前に出て、外に展開されても外に追い出していました。流通経大柏はハンドリングエラーが7つぐらいありましたが、それだけ大阪桐蔭がディフェンスで圧力をかけていました。

 トライはFWが2つ、BKが2つと、どこからでも取れるのが大阪桐蔭の強みです。理想的な取り方で勝ち上がったと言えるでしょう。流通経大柏については、積極的にカウンターを仕掛けてほしかったです。

 桐蔭学園は、ターンオーバーが6つほどありましたが、今のラグビーはターンオーバーからの攻めが大切です。狙うところは狙い、PGを入れられるところは入れていく。競った試合で、点を積み重ねていくうまさは相変わらずでした。

 東福岡で言えば、10-17だった前半24分、左中間25メートルの地点からPGを外した場面がポイントでした。後半、モールを押し込んでトライにつなげただけに、あそこでトライを狙いにいかなかったのは、キックに自信があるのか、それともラインアウトに自信がないのか。どうだったのでしょう。

 今日の試合を見た限り、決勝は桐蔭学園が一枚上かなとみます。試合の運び方など総合力で上回っていると思いますが、それほど点は入らないでしょう。ただ、会場は大阪です。しかも、大阪桐蔭は選抜大会で負けていますし、ここまできたら、気持ちが大きな要素になることは見逃せません。(六甲クラブ総監督、元日本代表WTB)

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