大阪桐蔭が4強、手負いの江良「兄の分まで」
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「全国高校ラグビー・準々決勝、大阪桐蔭38-17報徳学園」(3日、花園ラグビー場)
前回大会準優勝でAシードの大阪桐蔭(大阪第1)は、報徳学園(兵庫)を下し、準決勝へ進出した。後半2トライを決めたプロップ江良颯(2年)は、自身の花園初トライに「気持ちよかったです」と笑顔を咲かせた。
昨年はリザーブとして2学年上の兄、SO江良楓(現立命大)とともに花園出場。しかし、自分には出場機会はなかった。決勝で涙を飲んだだけに「お兄ちゃんの分まで全国大会で優勝しようと思ってきた」と2人分の雪辱をかけた大会だ。
「2人とも恥ずかしがりやなので」と兄に直接決意は伝えていないが、「自分のやることをやるだけ、自分の強みのスクラムと接点の強さを意識してやっていきたい」と決意を語る。最後の1プレーで左肩を痛め、試合後は三角巾で固定した痛々しい状態で取材対応。それでも、5日の準決勝へ「間に合わせます」と力強く語っていた。