紀平、宮原を指導の田村岳斗コーチ「負けはしたが、すがすがしい」坂本を称える

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位で平昌五輪代表の坂本花織(18)=シスメックス=がフリーも2位。合計228・01点で初優勝した。SP5位と出遅れたGPファイナル女王の紀平梨花(16)=関大KFSC=がフリー1位となり、合計223・76点で総合2位。大会5連覇がかかっていたSP1位の宮原知子(20)=関大=が223・34点で総合3位となった。

 紀平、宮原を指導する1998年長野五輪代表の田村岳斗コーチは「坂本選手は2日間ミスなくやった。うちは宮原が今日(フリー)、紀平はSPでミスをしてしまった」と話し、「負けはしたが、すがすがしい気持ち。これがスポーツだなと思う」と坂本に脱帽した。

 また「宮原はタイトルを獲り続けてきたプレッシャーに少し打ち勝てなかった」と分析。「意識していなくても背負っている部分があった。勝ち続けていれば臆病になる。一から挑戦者のつもりでやっていきたい」とまな弟子の思いを代弁した。

 加えて、今大会でトリプルアクセルをSP、フリーで計3本成功させ、8位に入った細田采花(23)=関大=についても言及。引退を撤回して全日本選手権での大技成功を目指してきた23歳に「細田なりにやってくれて本当にうれしかった。今大会のMVP」と、国際大会経験がほとんどない選手へ、異例の賛辞を送った。

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