【一問一答】宇野昌磨 重圧は「僕ではなく高橋選手に…」

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日、東和薬品ラクタブドーム)

 男子ショートプログラム(SP)で、3連覇を狙う宇野昌磨(トヨタ自動車)が、気迫の滑りを見せ102・06点を記録した。直前の練習で足を痛めた様子を見せていたが、鬼気迫る演技で大きなミスはなく滑り切った。演技後は、自身以外にもう一人注目されていた高橋大輔(関大KFSC)の存在や、連覇を続けていることについても思いを語った。以下、一問一答。

 (演技を振り返り)

 「やり切った、集中して乗り切ったという思いが出た。プログラム全体を見ると、全体的にスピードがなく、危ないところも多かったように見えるかもしれないけど、今の僕にとって最大の演技ができた。安心というか、やってやったぞ、という強い思いがあった」

 -直前に負傷したか。

 「詳しいことはフリーが終わるまで、何もいいわけにしたくないので。気づいた人もいるかもしれないけど、僕の口からは何も言わない」

 -フリーへ。

 「1つでも弱い自分を見せたら、きっと大崩れしてしまう。強い気持ちで臨みたい」

 -高橋大輔の存在は。

 「期待、プレッシャーが僕ではなく高橋選手に向いているのはうすうす感じていた。これまでよりプレッシャーは感じなかった」

 -連覇をしている者としての思いは。

 「多分、僕もですけど、誰も僕が連覇しているとか、日本一だとか思っていない。ただ、現役選手として、高橋選手も今は現役ですけど、負けられない気持ちはあった」

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