WADA、モスクワ検査所視察へ ロシア資格問題
【バクー共同】世界反ドーピング機関(WADA)は15日、バクーで理事会を開き、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格認定問題でWADAの代表団が28日にモスクワの検査所を視察すると報告した。WADAは同検査所が保管するデータを年内に提供する条件付きで、9月にRUSADAの資格停止処分を解除した。
国ぐるみの不正を認定したWADAの報告書は同検査所で検体のすり替えや結果の虚偽報告など違反の隠蔽が横行していたと指摘しており、WADAは来年6月末までの提供を求めている検体を含めたデータ入手が実態解明の鍵とみている。