紀平梨花、小学生時代は会場で「真央ちゃ~ん」【記者メモ】
「フィギュアスケート・NHK杯」(10日、広島県立総合体育館)
女子はショートプログラム(SP)で5位だった紀平梨花(16)=関大KFSC=がフリーで大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に2度成功して154・72点で1位となり、合計224・31点で日本勢初のGP初出場優勝を果たした。
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紀平にとってトリプルアクセルは特別なもの。小さい頃から浅田真央さんに憧れた。小学生の頃、大阪で試合を観戦。「真央ちゃ~ん」と叫び、手紙とプレゼントを投げ入れたこともある。とはいえ紀平は2002年生まれ。羨望(せんぼう)のまなざしを送った浅田さんはもうかれんな少女ではなく、世界トップで戦う「背の高い真央ちゃん」だった。
小柄な方がジャンプを跳びやすい印象を抱きがちだが、紀平は「リンクの上だとスラッと大きい方が見栄えがいいと思う」と、163センチの浅田さんのように成長を歓迎する。ここ数年は毎年5センチずつ伸びていると言うが、ジャンプへの影響は感じておらず、寝る前にコップ1杯の牛乳を飲むのも日課だ。ただし「低脂肪乳」限定。そう笑う姿は、既に立派なアスリートだった。
この日も長い手足を大きく使い、会場を魅了。トリプルアクセルに注目が集まりがちだが、大技だけに頼らずスピンやステップ、表現面でも高い評価を受けているのは強みだ。指先まで気を配った華やかな舞に、とんでもない可能性を感じる。(デイリースポーツ・スケート担当・國島紗希)
