ボロノフ2位 天国のデニス・テンさんに捧げる熱演「彼の前でも恥ずかしくない」

 「フィギュアスケート・NHK杯」(10日、広島県立総合体育館)

 男子シングルのフリーが行われ、平昌五輪銀メダリストでSP首位の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=は183・96点で合計276・45点となり、第2戦・スケートカナダに続き今季GPシリーズ2勝目を飾った。宇野はNHK杯初出場で初優勝。GPファイナル(12月・バンクーバー)出場を確定させた。SP2位のセルゲイ・ボロノフ(31)=ロシア=が254・28点で2位となった。

 SPに続き、最終滑走での演技となったボロノフは、冒頭の4回転トーループを完ぺきに成功させ、魂のこもった熱演を披露した。フリーは、今年7月に刺殺された、14年ソチ五輪銅メダリストで、カザフスタンの英雄、デニス・テンさん(享年25歳)が振り付けてくれたもの。「デニス・テンに一番の感謝を伝えたい。きっと天国から見守ってくれていたと信じている。今日の演技は彼の前でやっても、恥ずかしくない」と、胸を張った。

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