ラグビー中村 世界選抜戦の名誉挽回誓う ニュージーランド戦「歴史作れるチャンス」

 ラグビーの日本代表は30日、東京都府中市内でニュージーランド戦(11月3日・味スタ)に向けて練習。CTB中村亮土(27)=サントリー=は名誉挽回の金星を誓った。

 「自分でいこうかパスしようかちょっと迷って、最後は自分でいこうと思ったんですけど、ブリッツの足の速さと手が伸びてきた。あそこは(トライを)取り切らないといけないですね」

 そう振り返るのは途中出場した26日の世界選抜戦(花園)。後半30分手前の場面。左サイドを突破し一時は独走。だが一瞬の迷いがあだとなり、トライ寸前でサンウルブスでともにプレーしたヴィリー・ブリッツのタックルによって阻止された。

 松田がフォローに走っていたが、「分かっていました。内に。外にもティモシーがいたのも分かっていました。もっといい判断ができていたと思います」とそのシーンを振り返る。

 トライが決まっていれば、スコア的には逆転できたことになる。試合後は首脳陣に「ごめんなさい」と謝罪した。「『気にしなくていいよ』と言われて、余計に責任感がこみ上げてきました」と明かす。

 ニュージーランド戦は名誉挽回のまたとない機会。「前半勝って折り返したいと思っていますけど。スコアでプレッシャーをかけることによって相手も慌ててくる。オールブラックスのプライドもあると思う。そこをついて行ければ」と勝機をうかがう。

 相手は若手中心のメンバーが想定される。それを「オールブラックスに勝てるいいチャンス。歴史を作れるチャンスと思ってやります」と捉える。世界1位との大一番。迷いないプレーで、大金星に貢献する思いだ。

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