体操男子3位で東京五輪出場権を獲得 全競技通じて初 内村「最低限はクリア」

男子団体総合で3位となり、表彰式に臨む日本の(左から)谷川航、田中佑典、萱和磨、白井健三、内村航平=ドーハ(共同)
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 「世界体操・男子団体総合、決勝」(29日、ドーハ)

 体操の2020年東京五輪予選を兼ねた世界選手権の男子団体総合決勝が行われ、16年リオデジャネイロ五輪金メダルで2連覇を目指す予選3位の日本は3位だった。3位までに入ったことで、全競技を通じて初めての自力での五輪切符獲得となった。

 中国が合計256・634点で14年以来の1位に、2位はロシアの256・585、日本は253・744だった。

 エース内村航平が右足首故障で全6種目を演技できない状況で、団体総合で2015年大会、16年リオデジャネイロ五輪と合わせた3大会連続の世界一には届かなかった。3種目を終えた時点ではトップだったが、平行棒での田中佑典の落下が響いた。

 メダル獲得で20年東京五輪の出場枠確保という最低限のノルマは果たしたものの、五輪2連覇という目標へ課題が残った。

 内村は「(メダルの)色は目指してたものじゃないけど、最低限の結果はクリアできた。ホッとした」と五輪切符が獲得できたことには安堵した。3連覇を阻まれたことで「ここからどう、ロシア、中国との差を埋めていくか」と今後の課題を挙げた。

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